頑張れ、俺!! …ちょっとくらいならいいよな? ちょっとで終われ、俺。 バカだと思いつつ自分に言い聞かせ、光梨のおでこにキスを落とす。 「…もう離さねーから覚悟しろよ?」 起こさないように小さくささやく。 もう寝ないと明日…いや、今日の学校がやべーな。 …あ、制服ない。 仕方ない、寝るのは諦めて家に荷物取りに行くか。 「おやすみ…光梨。」 もう一度額に唇をあて、部屋を出た。