かわいくなる方法

でも、さっきとは雰囲気がガラリと変わった。

派手とまではいかないけど、地味な要素は消えて、ナチュラルに決まっている。

「そっちの方がずっといい。」

連くんは頷いて、組んでいた腕を下ろした。

「安西さん、こいつに今のメイクに使った道具貸してあげてくれる?」

そして、夏希さんに呼びかける。
ってか、連くんあたしの名前知ってる・・・・・よね?

それなのにどうして名前で呼んでくれないんだろう?

さっきから、『あんた』とか『こいつ』とか、嫌みな呼び方ばっかり。