かわいくなる方法

チョキチョキチョキ
歯切れのいい音で、あたしの髪が落ちていく。


「はい、できたー。」
20分くらい経ったあと、今度は違う椅子に座らされた。

「え?」
あたしは、何が何だか分からないまま、

「目つぶってー。」
とか、
「上向いてー」
とか言う菜月さんに従った。

ほっぺたの上のくすぐったい感触。
唇にひかれる赤い艶。

どうやら、菜月さんはあたしに化粧をしてくれてるみたいだ。