美姫ちゃんはカフェから出たあとも、美姫ちゃんはあたしに声をかけてくれた。


「茉莉沙ちゃん!」

廊下ですれ違うたびにそう呼びかけて、笑顔で手をふってくれる。



「何あれ?」

若菜はあんまり美姫ちゃんを信用してないみたいだったけど、莉那は

「あの子神崎美姫ちゃんでしょ?すっごい有名だよね?」

って言ってくれた。



あたしは美姫ちゃんに全てを相談していた。

若菜や莉那に相談出来ないことも、なぜか美姫ちゃんには話すことができた。