「お姉ちゃんには、関係ないじゃん。」

あたしは、そう言うとお姉ちゃんの横を通りすぎた。

きっとお姉ちゃんは今、ショックを受けてるだろう。

でもあたしは、今日もお姉ちゃんに気を使うだけの余裕がなかった。




本当はあたしだって、かわいく生まれたかった。

お姉ちゃんみたいになりたかった。




不細工に生まれるくらいなら、生まれなくても良かったのに。