【短編】憧憬-adoration-

そんな中、とあるクリエイターさんからの連絡がはいった

「新曲のPV用のイラストをお願いしてもよろしいでしょうか」

私にとっては日常茶飯事で、詳細も詳しく書かれてあったから迷わず承認した。

「こんな拙い絵でよかったらどうぞwよろしくお願いいたします」

動画は有名動画師 花兄さんに頼んであるそうだ。

つまり、私の仕事はイラストを描くだけ。

まぁ、描くことしかできないから好都合ではあるけれど


そのクリエイターの名前は、「misato」といった。

今回が初めての曲だそうで、この人のデビューに是非とも協力してあげたいと思った。

やっとイラストがすべて仕上がり、まずはmisatoさんに見せる

「すごく綺麗なイラストですっ!今回の曲に雰囲気もぴったりで、とても素晴らしい!!ありがとうございます!!花兄さんにはボクの方から見せておきますね!!」

そのあともつらつらと賛辞の言葉が並べられたメッセージを読んでいった。

ここまで褒められたのも、感謝されたのも、悪い言葉でいえば慣れ慣れしくされたのも、初めてだった。

「あの、一つ提案してもよろしいでしょうか」

最後の文章に目をやる

「できれば、ボクの専属のPV絵師になっていただきたいんです。モノリスさんは今とても売れている方なので、忙しいしもう誰かの専属になっているのでしたら、無理にはいいませんが」

これも、もちろんはじめてだった。

「私のイラストを気に入っていただけてありがとうございます。専属の方ですが、大丈夫です。私は今までそうゆうお誘いを断ってきましたが、misato様は私のイラストに合う神曲をお作りになるので、私のような稚い絵師でよければ、お手伝いいたします。」

もちろん、全てノンフィクションでございます