……ヤバい。 あたしの明るい未来が霞んで見える。 冗談じゃない。 『全力で拒否させていただきます!』 「……何?これって以心伝心ってやつ?」 『まさか』 即答だった。 あたしたちが、言葉で言わなくても気持ちが通じ合う仲になったと思ったことは一度もないわ!! 「なら、赤い糸で結ばれているんだよ」 ピタリ、と時が止まったような気がした。