「あっ!そういえば、凜。あの冷徹女は?」 『……凪?凪なら、委員会の集まりに行ってるけど……』 「俺の友達も委員会の集まりに行ってて、“一人”なんだよね」 『そ、そうなんだぁ』 「お互い、“一人”って寂しくない?」 中島の意味深な妖艶な笑みに、思わず口の端がヒクッと上がる。 あぁ、変な汗が出てきたよ。 きっと、合ってる。 あたしは全てを悟った。