……何だろう、この殺意は。 かなりの屈辱だった。 あたしはあまりの屈辱感に、さらに顔を歪めると。 「凜っ!口尖ってるって、尖ってる!ちょっ、マジ“ひょっとこ”にそっくり。もう勘弁!!」 あろう事か、またさらに笑われた。 とりあえず、あたしは口の中に詰め込んだオムライスを飲み込む。 『……』 顔面にあたしの鉄拳を入れてあげようか? 蒼空は殺意を抱くあたしに気付いたらしく、必死に笑いを止めようとする。 だが、時折「ぶふっ」と我慢し切れない笑いをあたしに向かって吐き出す。