【完】俺だけを愛して溺れろ。


 * * *


ソファーのど真ん中に座り、悠長にテレビを見ている男を横目で睨む。



……オイ。



ここ、あたしの家。



中島の家じゃないんだけど……。



何、ちゃっかりくつろいでいるわけ?



晩飯を食べる為だけにお邪魔していますってか?



手伝う腹、一つもないってか?



なんて、鬼畜な野郎なんだ。



ふざけるのも、大概にしやがれ!