先輩は、肘から血を出していた

「だっ大丈夫ですかっ?あっイスッ座ってくださいっ」

慌ててイスを先輩の前に置いた

「この間、ケガさせちゃった罰かも。ホントすいませんでした」

イスに座って膝に手をついて、深々と謝ってきた

「もうっホント大丈夫ですからっっホラッ肘も、治りましたっ」

先輩はうつむいたまま・・・

「先輩・・・もうっ根に持つってゆうか引きずる男はモテませんよぉ~?」

冗談で言ったつもりだったのに

「えっ!まっまじ???えっそこんところ、まやちゃんはダメ?イライラする?」

えっダメじゃないけど・・こっちが申し訳なくなってくるんだよね・・・

「んー・・・どちらかと言えばイライラ・・・」

「えーまじか・・・」