お久!幼馴染と同居生活Ⅱ


松来先輩は少しよろめいて頬に触れた


「いってぇ~」



何か・・・言おうとしたけど


それよりも先にしなきゃいけない事があった・・


ごめん・・・って言わなきゃ






校門を通り過ぎて、角を曲がったら


愛しい人の歩く姿があった・・・


好きだった・・・ずっと好きで・・・別れるなんて言って後悔して・・


全部自分で失って・・・


バカみてぇ



「まやっ」


振り返ったまやの目は涙で溢れていた