ガタッ
椅子を蹴飛ばして、先輩の胸ぐらを掴んだ
「人の彼女になにしてくれてんすか・・」
怒りと悔しさで声が震えた
「彼女不安にさせといて、ちょっと手を出したら怒るんだ」
緩んだ手を先輩はうるさそうにはらった
不安・・・?まやを不安にさせたのは俺?
「遊びでまやちゃんに近づいてるって思ってる?けっこう・・・いや、めっちゃ本気だからね」
遊びじゃない・・・それぐらいわかってる
「しっかり守っとかないと・・・まやちゃん離れていっちゃうからな」
先輩は、少し俺を睨んで図書室を出て行った
メールは来てない・・・
まや・・・本当に、本当なのか?

