キーンコーンカーンコーン
昼休み終了まで走り回った私たち!
男子たちはYシャツになって
パタパタやってるけど私はセーラー服で
ぐったり…
疲れた…
『疲れた…』
健斗「疲れた…でもちょー楽しい!」
湊「やべー楽しい!」
新「桃、学ランありがとう!」
桃「はーい」
結局、最後は横で休んでた桃ちゃん
きっと寒いだろうね
私は暑いよ!
桃ちゃんは皆に学ランを返す。
だけど、まだ一つ残ってた
『…あれ?それ誰の?』
桃「これ?」
湊「俺のw桃、教室まで持って行ってw」
桃「あー…うん」
湊「……
桃、大丈夫か?」
桃「えっ!?大丈夫だよ?何!?」
湊「俺、暑いから教室まで学ラン着てっていいよ。
桃、寒いだろ?」
桃「…うん。」
湊「昨日具合悪かったから
今日は少し怠いだろ…バスケ、疲れるし…。」
桃「へーきだよ!楽しかった!」
湊「…体、冷えるから着てろ!」
この会話をボールをしまいながら
してる2人…
湊くん…優しくてカッコいいよ…
だけど…やっぱり桃ちゃんだけは特別…
私…なんか…嫌な子になっちゃってる…
嫌なこと思っちゃってるよ…
私にも優しくして欲しいなぁとか
桃ちゃんズルいとか…
湊くんのこともう好きじゃないけど…
ちょっとズルいよ…
でも、桃ちゃんのこと嫌いにはなれないの!好きなの!
私、きっと我が儘なんだよね…
湊くんと桃ちゃんが仲良くしてるとモヤモヤ…健斗と桃ちゃんが仲良くしてるとモヤモヤ…
うわぁ…私…玲香たちと一緒じゃん!
ちょっと!!美華子ちゃん!
落ち着いて!大丈夫よ!
もうモヤモヤしない!
これでよし!

