「業焔招来、魔焔朧覇(マエンロウハ)!」
「あれを出したか…本気の様だな。」
「魔焔朧覇か…グレンのみが扱える烈火属性最強クラスの大魔法だったか。」
二人が見つめる先でグレンは剣をアトランティス目掛けて振り下ろした。
「はぁっ!」
するとそれに連動するように炎の巨人も剣を振り下ろした。しかし巨人の剣は見えない壁のような物に弾かれた。
「…チッ、シールドまで装備してやがるのか…」
するとさっきまで攻撃していた部下達が戻って来た。
「…どうしますか、隊長?」
「さっきまでは攻撃は届いてたよな…」
「でも隊長の攻撃は弾かれた…」
「となると、答えは単純だな。」
「…?」
部下は首をかしげている。
「…中にいるのか遠隔操作かは分からんが、誰かがあれを操作しているのは間違い無い様だな。」
「っても、あんだけの攻撃力なら、人が中に入ってる様には見えませんがね。」
「となると遠隔操作の線だが…恐らくすぐにばれるような場所からはしてねぇんだろうな…他の地区は担当してる師団がいるから、地上には居ねぇだろうが…」
「…となると、残るは…」
「あぁ。」
グレンは空を見上げた。
「…宇宙だな。多分月から操作してるんだろう。」
「月…ですか?」
「宇宙にある人工衛星は全て国連が管理している。だから残るは月しか無いんだよ。月には国連はほとんど手を付けてない。だから丁度良かったんだろうよ。」
「そんな所から…」
「…まぁ、他の可能性もあるがな…」
グレンは誰にも聞こえない声で呟いた。
「はい…?」
「いや、何でも無い。」
「しかし、あれは相当厄介だな…」
「問題無い。」
「は?」
グレンは右手に力を込めた。すると右手の甲に紋様が浮かび上がった。
「あれを出したか…本気の様だな。」
「魔焔朧覇か…グレンのみが扱える烈火属性最強クラスの大魔法だったか。」
二人が見つめる先でグレンは剣をアトランティス目掛けて振り下ろした。
「はぁっ!」
するとそれに連動するように炎の巨人も剣を振り下ろした。しかし巨人の剣は見えない壁のような物に弾かれた。
「…チッ、シールドまで装備してやがるのか…」
するとさっきまで攻撃していた部下達が戻って来た。
「…どうしますか、隊長?」
「さっきまでは攻撃は届いてたよな…」
「でも隊長の攻撃は弾かれた…」
「となると、答えは単純だな。」
「…?」
部下は首をかしげている。
「…中にいるのか遠隔操作かは分からんが、誰かがあれを操作しているのは間違い無い様だな。」
「っても、あんだけの攻撃力なら、人が中に入ってる様には見えませんがね。」
「となると遠隔操作の線だが…恐らくすぐにばれるような場所からはしてねぇんだろうな…他の地区は担当してる師団がいるから、地上には居ねぇだろうが…」
「…となると、残るは…」
「あぁ。」
グレンは空を見上げた。
「…宇宙だな。多分月から操作してるんだろう。」
「月…ですか?」
「宇宙にある人工衛星は全て国連が管理している。だから残るは月しか無いんだよ。月には国連はほとんど手を付けてない。だから丁度良かったんだろうよ。」
「そんな所から…」
「…まぁ、他の可能性もあるがな…」
グレンは誰にも聞こえない声で呟いた。
「はい…?」
「いや、何でも無い。」
「しかし、あれは相当厄介だな…」
「問題無い。」
「は?」
グレンは右手に力を込めた。すると右手の甲に紋様が浮かび上がった。

