「…はぁ…」

勇翔は学園に戻って来た。

「…取りあえず、寮に戻ろうかな…」

勇翔は寮に向かった。寮に着くと、寮から誰かが出て来た。

「!勇翔…!?」

それは京介だった。

「…京介さん…」

「お前、今までどこにいたんだ。皆、心配してたんだぞ?」

「…すいません…ちょっと、国連に行ってました…」

「国連…そうか…軍属になるのか?」

「…はい…」

「…そうか。今、お前のお母さんが来ててな。」

「え…母さんが…?」
「あぁ。今応接室にいるんだが、他の先生が皆手が離せないみたいだから、俺が行こうかと思ったんだが、お前が戻って来たんなら話は別だ。」

「…行ってきます。」

「…あぁ。」

勇翔は京介と別れて、応接室に向かった。





勇翔は応接室のドアを叩いた。

「はい。」

返ってきた声は聞き慣れた声だが、今はひどく懐かしい気がした。勇翔はドアを開いて中に入った。

「…母さん…」

「…勇翔…!?あなた、いなかったんじゃ…いつ帰って来たの?」

「さっきだよ。寮に行ったら、母さんが来てるって言うから、来たんだ。」

「…そう…でも良かったわ。あなたが来てくれて…本当は、あなたに大事な話があって来たのよ。」

「大事な話…?」

「えぇ。それは…」

その時外から爆発音が鳴り響いた。

「な…!?」

「な、何…?」

勇翔は部屋から出ようと駆け出した。

「!?勇翔…!?」

「母さんはここにいて!ここなら安全だから!」

「え…ちょっと、勇翔…!?」

勇翔はそれだけ言って部屋を出て行った。




「…ちっ!何だ、この数は…!?」

「いくら倒してもキリがありませんね…」

京介と蓮は互いに背中合わせになって敵を殲滅していた。しかしいくら倒してもキリが無かった。その時二人の周りの敵を雷がなぎ払った。