無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~

「こんなびしょ濡れで、

返せないだろ?いいからこっち!」


拒否する私の手を

引っ張って、

・・・

結局、

着物を借りてしまった。


「あの、私、帯の結び方

知りません…」


「じゃあ、浴衣は?」

「…俊が」

納得したらしい。

誠之助さんも、

簡単に、帯を結んでくれた。

・・・

尊敬しちゃう。