無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~

・・・

歩いて風に当たってるうちに、

腹が立ってきた。

「いいかげんにしてください」


「愛奈?」


「私だって一人の女です。

私はあなたのペットなんかじゃない!」


捨て台詞をはいた私は、

俊の手を振り払って、

走り出した。


もう、これ以上、

傍にいられない。

・・・

本気で好きになる前に、

俊の前から、

消えてしまいたい。