着替えた私は、

俊の元へと、足を進めた。

・・・

私を見た俊は、

飲みかけのコップを持つ手が止まった。



「…変ですか?」

黙ったまま私に歩み寄ってきた俊は、

ギュッと私を抱きしめた。


「似合ってるよ」


「よかった」


「・・・でも」


「・・・?」


「外は歩かしたくないな」

俊の言葉に苦笑い。


「これじゃ、男を誘惑させっぱなしだ。

麗も何を考えてるんだか・・・

後で文句言ってやる」


・・・