無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~

抱きしめられてるんだけど、

両手は着物を持ったまま、

身動きが取れない。

そっと見上げると、

か、顔が、近すぎ・・・


真っ赤になって俯いた。


「いつも俊はこんな顔が見られるのか」

「・・・え?」

どこかさびしげな顔・・・

・・?!

キスをされそうになって、

私は何とか阻止しようと、

着物も持ち上げた。

・・・

誠之助はクスッと笑って、

私の耳をカプッと・・・


「ニャッ」

・・・声になってないって。

・・・そのまま唇を首筋にはわした。