無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~

車を降りようとすると、

止められた。

「どうしたんですか?」


「これ、遅くなってゴメン。

やっと出来上がったんだ」


そう言って渡されたのは、

あの反物が、キレイな着物に・・・


「あ・・えっと・・・」

受け取ろうか困っていると、


「オレが勝手に作ったんだから、

遠慮せずにもらってよ。

愛奈ちゃんの為に作ったんだから、

受け取ってもらわないと、着物が泣く」


着物が泣くって・・・

私はクスッと笑った。

「ありがとう…大事にしますね」

?!!

…これは、非常に困った体勢。