無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~

「そんなに驚かなくてもいいじゃない」


まゆみは頬っぺたを膨らませた。


「ごめん、ごめん・・・

でも、あまりにも大声だったから」


私は苦笑いで呟いた。


「隣の部署の、河合さん。

おととい、唐沢部長くどいたんですって」


「え?!!」

・・・

私が目撃した日の事だ。

「口説いたらしいんだけど、

キスまでしたのに、

顔色一つ変えないで、

『君は、オレの愛しい人には勝てないな』

そう言ったらしいわよ」