新婚さんの事情















「ふぅ、やっと帰れる」


僕は、ヒカリのことが気になりながらも
教室に戻り
カバンを肩にかける


そして、僕は廊下に出て、下駄箱に向かって
階段を下りようとすると


「私は秀介のことどう思ってるかって聞いてるの!!」


そう、佳代の叫ぶ声が上の階から聞こえてきたのだ



俺は無意識のうちにその声の元に足を運ぶ


すると、そこには佳代とヒカリが立っていた


え?なんで二人が?


「だから、友達だっていってるじゃん」

ヒカリはそう佳代に下を向いて弱気にいう

そして、その、ヒカリの言葉が僕の心を
なぜだか分からないけど、チクっとさせた



「でも、あんた、何かしたんでしょ?秀介に、そのせいで私は振られたのよ?!」

佳代はヒカリを獲物を狙う虎のように睨みつけた


「だから、私は何もしてないって言ってるじゃない」


そうヒカリが言うと


佳代は...


「嘘つくんじゃないわよっ!あんたなんていなくなっちゃえばいいのよっ!」


そう言ってヒカリの体を押し



階段の1番上から突き落とした