新婚さんの事情



だから、見つかってしまったのだ





「秀介!!何してるのよ!」

僕とヒカリはその声の先に目をやる


そこには目を大きく開く佳代が立っていた



「佳代っ」


僕はシャープペンを置く


「誰よ?!この女!」

佳代はヒカリを睨みつける


そして、ヒカリはこの状況についていけてないような顔をしてた


「佳代、落ち着け、ただ、数学の問題を教えてただけだ、この子とはなんの関係もない」


僕はイスから立ち佳代に事情を話した


「そんなの嘘よっ!秀介は賢いからそんな言い訳いくらでも出てくるもん」



そういって佳代は教室を出て行った