「だって...」

そのとたん彼女の大きな瞳から涙が溢れだしてきた


僕は宴会の間から
キミを外し、店の外に連れ出してきた

「ごめんね、急に泣き出して、せっかくの同窓会っていうに」

キミは流れる涙を溢れんばかりに我慢しながらいう

「いや、大丈夫。もしかして、啓司と何かあった?」

するとキミは我慢していた涙を流して
コクンとうなずいた

啓司、青田啓司は高校時代の僕の友達であって
キミの初恋の相手。

そしてキミと啓司は高校を卒業したと
同時に交際を始めた


ここで僕のキミへのこのキモチはおわりを
迎えるんだろうと思ったが何故かそのキモチは冷めるばかりではなくむしろ熱くなっていった