偽り王子と政略結婚!?

そ、そんなーーーもう最後の手段だ。


「せ、晴さんは嫌ですよね。私と婚約
 なんて」


「別にいいですよ」


う、うそーーーー何か今私は、婚約を
私としてもいいと言ってくれた嬉しさ
と、嫌って言ってくれなかった悲しさ
があって複雑だ。



「てことで、決定ーー」


お母さんが明るい声で、元気に言った。
や、やだーーーー
そんな心が顔に出てたのか……


「何でそんなに嫌なの?」


お母さんに聞かれた。だって……



「もしかして、うちの晴に何か問題が?」


「えっそんなことはないですよ。聖さん
 優しいし、カッコいいし」


「なら問題ないじゃない」


「でも…だって……」


「何?」