『木村司』

あたしが元いた『来夏学園』の大問題児。

または,『龍我』(りゅうが)の総長。

自分のモノにするためならなんでもする野郎。

あたしの『夏羅簾』(からす)という組の仲間を痛めけた。

あたしは今でも『夏羅簾』の総長を務めている。

見過ごすわけにはいられずにいた。



白井海斗から聞いた話では,

1,木村司はこの地域に居ること

2,まだ暴走は続いていること

3,白井と木村の関係はただの敵

4,二人が戦ったとき勝ったのは白井

5,そのあと天魔に夏羅簾と同じことをしたそうだ

これをまとめると…白井とあたしはほぼ同じ立場に居ること…っていうこと

ほうほう…非常に面白い。

「お前族だったのか」

「なによ,文句ある?」

「全くねぇ」

「じゃぁそんなこと言わないでよ」

「まぁいい。今度は俺の番だな」