手の温もり

ガチャ

相変わらず静かな部屋

「殺風景だな…お前の部屋…」

「必要なものしか置かなかったからね」

とりあえずストーブストーブ…

寒い…

「あの…ジャージありがとね…寒かったから…」

何回礼言ってんのあたし





沈黙かんとかしてほしいわぁ

「悪かったな…」

ん?

なんで?

「な,なんで謝ってんの。意味不なんだけど…」

「天魔が来てからお前すげぇ否そうな顔してたからな…わりぃ…」

あ…

「顔に出てた?」

「あぁ…」

「否なら解散させてもいい」

「イヤイヤイヤ。なんであたしが否だったからって天魔が解散しないといけないの?あたし関係なくない!?」

「まぁ…その…なんだ…天魔っつぅもんはなぁ…ほとんどお前に助けられたやつらばっかだからな…俺もそうだからよぉ…」