「あのさ、魔女子ちゃんだってたまにはセレブな―――」
「やぁだねっ!セレブ気分はともかく、真珠の水着姿とかゼッテェ他の野郎に見せたくねーもん。」
((この・・・独占欲とヤキモチの塊がぁ・・・))
と、みんなに突っ込まれてる気はしたが、
どーでもイイねっ。
とにかくヤなモンはヤダ。
ホシ先輩が真珠に詰め寄る。
「行きたいよね?魔女子ちゃんは。てか、行くよね?行くと言おう!」
「・・・・そうねぇ。まぁ、たまにはイイかもね。」
「えぇっ!!!何言っちゃってんの、真珠っ!」
「まぁ、たまには良いんじゃない?みんなで行くのも楽しそうだし。」
「ぜぇんぜん楽しかねーよっ。」
ホシ先輩が勝ち誇ったような微笑を俺に突き付ける。
「ロウも行くよな?」
・・・・ぅぅ。
「わぁったよっ。・・・・だけど真珠の水着は俺が決めるかんなっ。後で買い物行くぞ、真珠。」
「一応リゾート地だから潜水服とかはヤメロよ、ロウ・・・」
ウルサイっ。
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