「なぁ、オマエ等さ、夏本番を先取りして、高級リゾートホテルのプール行かね?」
突然そんなことを言い出したのはホシ先輩。
「は?高級リゾートホテル?」
「うん。俺の親戚が経営してるホテルなんだけど、今年プールを新しくしてそのオープンなんだよ。」
ホシ先輩これでいてオボッチャン家系なんだ。
「でね、ワケあって招待は男性陣のみ、なんだけど。ペアなら女の子もOKだよ。」
そんなワケで、ギャル子先輩達の期待一杯のキラキラ視線がヨー先輩に注がれる。
俺とヨー先輩と、ツキは顔を見合わせた。
「まーそーいう事なら行かンでもねーけど・・・」
「ツキの彼女もたまにはセレブなリゾートデートってのも味わってみたいかも?」
「・・・んー・・・まぁ。」
「俺は行かねー。」
俺の言葉にみんななぬ?と顔を向けた。


