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「行かせッか!!!」
叫んで立ち上がった俺。
教室中が静まり返って俺を凝視していた。
・・・・む?
扉を開けようとする格好で、センセが言った。
「何だ、上條は。まだ俺の授業が受けたいのか?」
「・・・・いえ。ゴメンナサイ。」
たった今、午前の授業が終わったトコロらしい。
「・・・アホカ。」
チッ・・・前の席のツキに突っ込まれたし。
はぁ~・・・変な夢見た。
舞踏会で待ち構える王子様は果たして、
オッサンだったのか藤倉なのか・・・気になる。
しょーのない思考を頭を振って追い出して、
屋上へ向かった。