⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔⇔






「行かせッか!!!」




叫んで立ち上がった俺。

教室中が静まり返って俺を凝視していた。



・・・・む?




扉を開けようとする格好で、センセが言った。




「何だ、上條は。まだ俺の授業が受けたいのか?」


「・・・・いえ。ゴメンナサイ。」




たった今、午前の授業が終わったトコロらしい。


「・・・アホカ。」



チッ・・・前の席のツキに突っ込まれたし。









はぁ~・・・変な夢見た。



舞踏会で待ち構える王子様は果たして、

オッサンだったのか藤倉なのか・・・気になる。





しょーのない思考を頭を振って追い出して、

屋上へ向かった。