「あ゛ぁぁぁ~っ!もー、花子とマイケルの水族館デートの詳細なんざ、マヂ、どーでもいいわっ!!」



「・・・って言われても。それが例文なんだから仕方ないじゃないですか・・・」



「まんぼうとアンコウとドッチがイイかで修羅場るとか、コイツ等バカかっ!?いっそ全員サメに食われちまえっ!」



「いや、サメ、カンケーありませんからっ・・・。例文、ちゃんと読みましょう。中学レベルの例文ですからっ。」



「なんだ?ガリ君はバカな俺もサメに食われろとか思ってんのか!?あ゛ぁん?」



「そ・・・そんなコト言ってないデス!全然、思ってませんからっ!」





そんな調子で泣きそうになりながら何度となく逃走を試みるガリ君を小突いて

ナントカ勉強は終わった。



ガリ君、心の友と呼ばせてもらおう!











「あら。素晴らしい。ちゃんとできてるじゃないの。」



家に帰って、プリントを見た真珠に褒められた♪



「わん♪」


ご褒美っ。



「それはそうと。ワンコ、私の言いつけ破って午後の授業サボったでしょ。」


・・・・わん。



「というわけで、今日はチャラね。ザンネン☆」


・・・・俺、絶対、真珠に踊らされてる。

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