先輩達が、「俺等はどっちでもいいけど、オマエらどーする?」と俺達に顔を向ける。 当然のように月が「行かねぇ」と無愛想に応えた。 これでもこの四人の中で唯一のカノジョ持ち。 一番、縁遠そうなのに・・・。 俺は頷こうとして、はっと重大な用事を思い出した。 「ゴメン、俺用事あンだった・・・・」 俺のうんざり顔に三人は何かを悟った顔をした。 「ひょっとして真百合かよ?」 何故、そんなに楽しそうなんだ、男子諸君。 俺は心底イヤだ。