独り事のような素っ気ない呟きに振り向く。
月夜は相変わらず素っ気なく続けた。
「アイツがオマエを大切にしてるのは何となく分かる。だから簡単に傷つけるようなマネはしねぇよ。」
「そう、・・・かもしんねぇけどぉ~・・・」
「言うべきコトはちゃんと言うだろ。言わなかったってことはオマエに、言わなくてもイイ事だと判断したからじゃないのか。」
「・・・・」
確かに言うべきことなら、たとえ言い難いコトでも真珠はちゃんと言ってくれるンだろう。
「分かった。信じる。」
オッサンと会ってたのが事実だったとしても
それは俺が心配するようなモンじゃなかったって。
時計を見て「あっ!」と声を上げる。
「やっべーっ、もー授業終わるし!俺学校帰るなっ♪」
「は!?オマエ今から学校戻ンのか?」
「だって、真珠と一緒に帰ンだもんねー。じゃね☆」
呆れる三人を残し、俺は学校へ駆けた。


