『分かったわ。だけど、足が治ったらまた戻ってくる、なんて言えないと思うのよ。』


いつまた何時、何があるか分からない。

その度に転校を繰り返すのはさすがにメンドウだ。



『暫く、私、アッチでおばあさまと暮らす事にするわ。』


『わ・・・判ってる。・・・けどっ!真珠はパパと離れて寂しくないのかい!?もうちょっとくらい躊躇ってくれたってイイじゃないかっ!真珠の薄情者!』



そもそも父上からのご立案じゃあないですか。


つか、イイ歳のオッサンが泣くな見苦しい・・・。




まぁ、私にしてみても、しゃきしゃき曾祖母より、家事一切デキナイ甘ったれ父の方が心配と言えば心配ではある、が。



人間、寄る歳波には勝てぬ物。


今回は父に大人になってもらって、私は足を負傷し生活もままならないだろう曾祖母の世話を優先させることにした。









のだったが・・・・。