引越しして数年、母が交通事故により突然他界した。
とても寂しかったが父と娘と二人でナントカやっていた。
そして近日のコトである。
一人残してきた曾祖母が骨折した。
心配で堪らない父はここぞとばかりにコッチヘ呼び寄せようと再三説得したが、曾祖母はまたもこれを拒否。
父は悩んだ末、私を呼んで言った。
『なぁ、真珠・・・悪いがばあ様のトコロへ行ってくれないだろうか・・・』
曾祖母はしゃきしゃきしているとはいえ90歳過ぎの高齢。
一人暮らしをさせておくのはさすがに心配である。
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