「あ~・・・あのジミ子ちゃん、俺等の隣のクラスの転校生だわ―――」
二年の先輩のそんな言葉を聞き終わる前に
俺は手すりから飛び出していた。
「!?・・・・オイッ、ロウ―――ッ!!」
どんっ、と中二階のテラスへ着地。
そこからまた手すりを超えて、二階の桟へ飛び移る。
今の俺の人生順風満帆で
普段は思いだすこともない過去。
や、いっそ封印したい恥辱の過去とワンセットだから今更思い出したくもねぇ。
時折思い出したように夢を見て、
その夢が災いの前兆だったからいっそヤなイメージしか定着してねーし。
それなのに・・・っ!


