【俺・犬】+幼馴染は魔女+










「私からは何も言う事はナイ―――









・・・・というより、脇役の私なんかよりずっと重要なアクターに事の全てを語ってもらった方が確実だと思いまして」





そう言って軽い足取りで錦織のもとへ行った真珠は一枚の紙を差し出し、何かを囁いた。


紙―――写真?





それを見下ろす錦織の目が大きく見開かれた。

顔は強張り、身体がワナワナと震えだした。
















「・・・彼等の言っていることが事実です。私が嘘を吐きました。」








怒気を押し殺すような錦織のその告白に、そこにいた誰もが耳を疑った。