「そこ、口を慎みなさい。自分の立場が分かっているの!?」
校長の一括に、大人しく口を噤む。
校長はこれ見よがしに沈鬱な溜息を吐いた。
「全く・・・アナタ達みたいな生徒がいると学校の評価が下がるわ。他の優秀な生徒にも迷惑よ。学校側としては退学を決めました。」
は!?
「ちょっと待ってよ!何で俺達が!?悪いのは全部、錦織アヤメだろーが。」
校長が疲れたみたいに首を振る。
混乱する俺にヨー先輩がだるそーに説明してくれた。
「何故か俺達が一方的に錦織を呼び出して、甚振ったみたいな話になってんだよなぁ~。」
「そうそ。俺達、確執あったっしょ。そんでオマエと会長でひと悶着あって、その延長、みたいな?」
「はぁ!?なんだそれ!」
でっちあげも甚だしい。
つか、ヨー先輩もホシ先輩もこの状況で呑気すぎだろっ!


