【俺・犬】+幼馴染は魔女+








「そこ、口を慎みなさい。自分の立場が分かっているの!?」




校長の一括に、大人しく口を噤む。







校長はこれ見よがしに沈鬱な溜息を吐いた。





「全く・・・アナタ達みたいな生徒がいると学校の評価が下がるわ。他の優秀な生徒にも迷惑よ。学校側としては退学を決めました。」



は!?



「ちょっと待ってよ!何で俺達が!?悪いのは全部、錦織アヤメだろーが。」




校長が疲れたみたいに首を振る。

混乱する俺にヨー先輩がだるそーに説明してくれた。




「何故か俺達が一方的に錦織を呼び出して、甚振ったみたいな話になってんだよなぁ~。」



「そうそ。俺達、確執あったっしょ。そんでオマエと会長でひと悶着あって、その延長、みたいな?」


「はぁ!?なんだそれ!」



でっちあげも甚だしい。






つか、ヨー先輩もホシ先輩もこの状況で呑気すぎだろっ!