呼ばれたのは一階の大会議室。



入り口に藤倉が立っていて、到着した俺達に軽く頷いてみせた。




「もう。みんな揃っている。君達が最後だ。」





昨日の乱闘が通報されたらしい。

不幸中の幸いなことに通報は、警察ではなく、学校のみに。





藤倉が真珠を止めて小さく耳打ちしたのが聞こえた。






「君は巻き込まれただけだ。僕達に任せてくれれば心配はいらないからね。」


「はい。分かってます。」






・・・・真珠?





その表情に怪訝なモノを感じながら、中へ踏み入れた。