清々しさと淫らな空気を軽く混ぜたような怠惰な時間を過ごしていた。 それぞれの携帯に連絡が入っているのに気付いたのは昼近く。 学校から? 今日は休日だってのに、何で・・・ その他にも月から何度か連絡が入っていて、 思い当たる節に顔が険しくなる。 しかし、毛を逆立てているのは俺だけで、同じ連絡が来ていた真珠は何もかも分かったような顔つきで 『行きましょうか。』 と一言告げた。