「つって・・・もう朝礼おわっけどね・・・」
朝礼が終わったみたいで、体育館からぞろぞろと人が出てくる。
そこから俺達を見付けた女共がわらわら駆け寄ってきて囲まれた。
ギャル子が、ヨー先輩の腕にデカイ乳を押しつけながら上目遣いに聞く。
「ねぇ~、マユリって誰ヨォ。てか、まさかみんなで昨日オタノシミ?」
「お~。すげーぞ真百合。俺等全員、今日は足腰立たねーよ、イヤ参った!」
「俺、今日は起きたら、変な筋肉イタイよ・・・」
「え゛っ!?全員って・・・ど、どんな女よ、マユリ!魔性!!」
先輩達、なんでそう誤解を生むよ―なコトを・・・
・・・魔性は正しいケド。
呆れて視線を外して
――――ドクン
心臓が大きく跳ね上がった。