秘密一杯。
気付かぬうちにキケンなコトに首突っ込んでるし
俺のコト愛してんのかも分からなくて
不安要素満載なのに
どうして俺は安心して真珠を好きでいられるんだろう。
外見でも
内面でもなく
真珠を好きなのはただ必然。
理屈では片のつけられない力で惹きつけられる。
それはいっそ真珠がかけた魔法なのかもしれない。
真珠は、俺自身でも持て余すその気持ちごと俺を上手に飼い慣らす。
だったら俺は永遠に魔法にかけられたままでイイよ。
盲目のままに真珠を渇仰して、与えられる寵愛に一喜一憂していたい。
真珠が俺の世界の全てだよ。


