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真珠ン家に到着して、バイクから抱きかかえて運んだ真珠をベッドに静かに下ろす。





そのまま踵を返そうとして、這わされた冷たい指に絡め取られる。






「・・・真珠、ゴメン。マジで今は、放して。」





傷つけられた真珠を見て、一瞬にして血が沸いた。


どうかすると叫んで暴れてしまいそうな自分が制御デキナイ。







首に回された腕が優しく俺を引き寄せる。

泣きそうな俺に、真珠はふっと気の抜けるような微笑を見せた。







「いいのよ?飼い犬を飼いならすのが、飼い主の勤めでしょう?ワンコが苦しいのなら、その苦痛を和らげてあげるのが、私の存在意義だわ。」







宥めるようにそっと唇が重なる。

何度も・・・・










その感触に煩悩は触発されて、俺は本能のままに覆いかぶさった。



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