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出合う敵を片っ端から殴り飛ばして、辿り着いた最上階。



最奥の部屋のドアを開け放って、そこにあった光景に立ち竦んだ。

後ろから中を覗いたヨー先輩、ホシ先輩、月も怪訝な表情を浮かべる。





「・・・・へ?何故に錦織?」




そう・・・そこには何故か、生徒会長にして俺等の天敵ともいえる錦織アヤメがいた。





「その女が【闇蛇】の正体なんだろ。」


そう言ったのは、貴虎。


は?


錦織が闇蛇?






「なるほど・・・。金だか体だか何だか知らねーが、利害の一致で雇ったヤンキー達の集団、な。実態があるようで無いのは、基本【闇蛇】はこの女だけだからか。」




俺達に一瞬怯んだ錦織は、直ぐに勢いよく吠えた。






「何やってるの!!さっさとコイツ等を全員やっつけなさいよ!」


・・・マヂか。