勝つのは必然だけれど、被害を最小限で食い止めるために、少しこの場で揺さぶりを掛けてみようか。
「可愛くないわね。強がりもいい加減にしたら?」
忌々しげにそう笑った闇蛇に、私も意味深に笑い返す。
「例えばそうね・・・・今、ここで私がアナタに取引を申し出たらどうなるかしら?」
「取引?」
闇蛇は鼻で笑った。
「バカ言わないでよ。この優位な立場で私がアンタの取引に応じる理由がないでしょう?」
「そう・・・例えば、アナタも知らない『アノヒト』の秘密、とか。」
闇蛇の顔付きが変わった。
「・・・ハッタリよ。そんなモノあるワケナイでしょっ。」
「そう思いたきゃ、思っていればいいわ。ふふ・・・人間無知でいる事は幸せなコトよ。」
「っ!!ウルサイわね!この減らず口、さっさとやっちゃって!!」
ヒステリックな叫びに、私を抑え付けていた男達が待ってましたとばかりに飛びついてきた。


