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mazyu side ▶▶▶▶▶
「ふん・・・やっぱり驚かないのね。」
目の前に立つ人物が、高飛車に鼻を鳴らす。
私はそれに静かに笑い返した。
「ふふ・・・知った時はさすがの私も笑ってしまったけれど・・・。
アナタのその存在から、やってるコトまで全てバカバカしくて、ね、
闇蛇さん。」
闇蛇は忌々しげに顔をゆがませた。
「一つ聞かせてほしいんだけど。アナタが私をこんな目に合わせるのは、アナタの正体を探って不用意に近づいたから?それとも、・・・・単なるジェラシーってやつかしら?」
「嫉妬?何故、私がアンタに妬く理由があるの?」
言葉とは裏腹に、吐き捨てるような声音。
なんて分かりやすいヒトかしらね。
憎悪にまみれた目で私を睨みつけた闇蛇は、すぐさま笑みを取り戻した。
「ま、良いわ。この状況でいつまでその虚勢を張っていられるかしら?」


