俺の『???』に、ヨー先輩が苦笑いを返す。
「や。わかんねーけど、入り口で一緒になった。」
相変わらずテキト―っすね、ヨー先輩。
貴虎はちょっと不機嫌そうに口を尖らせて言った。
「べっつに俺ゃ、オマエを助けたいわけじゃねーさ。ただ『ヤツ』を連れてかれたのはウチの失態だからな・・・。」
「・・・ヤツってのは真珠のことかよ。なんで真珠連れてかれたのがアンタの失態なワケ?」
「・・・ンなコトどーでもイイだろ。オマエにゃカンケーねーや。」
睨みあう俺と貴虎。
「ヤメ止め。今は喧嘩してる場合じゃねーっしょ。ホラ、ここはみんなに任せて、先へ進むよ。」
そーだった!
見れば月なんかは話にも加わらず、敵を殴り飛ばして階段を上がろうと言うトコロ。
ホシ先輩の仲裁で我に返って、俺達は上を目指した。
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