黒いライダーズスーツの男が五人。

もがいてみても逃れる術はナイ。






ガッ、と音をさせて男の一人がよろめいた。





「オマエ等何モンだ!」

「その女を放せ!」



今度はいかにも不良っぽい男の子が三人、

飛び出してきて、黒い男達と対峙した。





黒男達は突然の介入者に多少驚きはしたものの、苦もなくフリョー達を迎撃した。






―――強い。

・・・これは少しマズイわね。





私はもがきながら、さりげなくポケットに手を忍ばせた。






浮かんだ顔はいくつかあった。

でも





選ぶのに迷いはなかった。



◀◀◀◀◀ mazyu side end

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