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mazyu side ▶▶▶▶▶





『悪ぃが今日は迎えに行けねぇヤ。その代わり、ウチのヤツ等が見張ってるはずだから心配すんな。なんかあったら連絡するように言ってあるし。』



「―――ええ。分かったわ。じゃあ、ヨロシクね。」



電話を切って、帰宅の途についた。

生徒会の手伝いを終えた後、ちょっと野暮用をこなして少し遅い時間。

辺りは既に暗くなっていた。



闇は苦手じゃないけれど、いつも隣にいた存在がナイと少し物足りない。


そんなことを思って、クスリと笑いが漏れた。





家でちゃんと大人しくしてるのかしら。

さしずめ番犬ね。






私の欲っした武器は全て手に入った。

しかし攻撃を仕掛けるには時期尚早。



いいえ、そもそも眼中になかった的が自ら参戦を名乗り出てきたというだけで・・・。


相手をする義理はなかったケド、状況が変わったわ。








相手にして欲しいのなら、望み通りに叩きのめしてあげましょうとも―――









「っ・・・・!!」


音もなく背後から口を塞がれた。



―――来た。